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shing02 – tanuki / 狸 كلمات اغاني

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昔々あるところに お山にタヌキがおったそうな
それが可愛いタヌキでなくって ぶくぶく太った大ダヌキ
そいつはいつも大威張り 朝晩出入りする大屋敷
それである時、タヌキがあるウサギの噂をふと耳にしたピン
なんでもそのウサギは鼻が効き、なんでも嗅ぎ当てるよと聞き
タヌキは一晩寝て閃いたポン 次の朝、ウサギを訪ねた
「ウサギさん、このお山のキノコの中には色々ありまして、
え~珍しいモノはヒトに売ったら代わりにエサが貰えますよ
こう、ひとつ私の主人に言いつけ、儲けを山分け致しましょう」
お人好しのウサギは疑う事なく答えた
「良いですよ。私が得意とするところです、
キノコ集めに協力致しましょう。山分けなら一番公平で
後腐れなく出来ますね、では約束した証にこの紅葉の葉っぱに
手形を下さいな」
タヌキは答えた「もちろんですとも、ウチの屋敷に持ち帰りますので
次に会う時渡しましょう、なので先にキノコを集めて来てくれたら
売れるモノを分けて、話をまとめて来ますんで」
と二人は別れてウサギはお山に、跳ねて行ったが
タヌキは一方にやけながらお屋敷に帰った
取らぬキノコの茸算用、取らぬキノコの茸算用
数日後の朝、ウサギは律儀にもお屋敷に現れた
栗色の風呂敷に色取り取りのキノコ、それぞれ数えて来て見せた
タヌキの目の色は変わったが一息つき、ウサギにこう言った
「はぁウサギさん、この中で売れるのは残念ながら
半分以下ですけど、私の取り分を減らしてでも、お礼しようと思います。
なので今日のところは六分の一のキノコのお代を払います」
と、自分の財布からエサに変えれる引き換え券を出して手渡した
ウサギは訳分からずつままれた 勢いの余り返された
戸口で傾げながら住処に着いた、あの紅葉の葉はどこ行った
夜寝ながらこう呟いた、あの紅葉の葉はどこ行った
日が明けて朝の市場に出かけると見覚えのあるキノコ達
一面に並び目が飛び出るくらいの値で取り引きされていた
「ああ、しまった騙された」とウサギが気づいた所で時既に遅し
人混みの足の隙間から片手団扇のタヌキの物腰
手の平を返したかのようにどのキノコも選り取り見取りと売り出し、
ウサギは目を合わさず、お山に戻り更にキノコを掘り当てた
なぜと言えばそれはお楽しみ、風の速さで夜にお屋敷
の前で風呂敷を下ろして呼んだ
「タヌキさん、昨日はありがとう、
今日も好きなキノコを持って来ました、
今宵も取り引きいかがでしょうか」
タヌキは恐る恐る顔出したが、物を見て着替えて外に出た
途端に網にかけられて猟師の肩に担がれて彼は叫んだ
「ウサギさん、これはどう言う事です。釣って騙すのはいけませんよ」
ウサギは笑った自分の主の後をつけながら山道を駆けた
「おいタヌキどん、ウサギを舐めるなよ、キノコくらい自分で売れるのに
任せた理由はただ一つ、お前に化かされた奴らの話は
聞いても聞いても跡を絶たぬと言う事はお前は絶対懲りぬ、
悪さをこの目で確かめた上で捕まえたら、誰もこれを止めぬ」
誰がやったか流さんよう、取ったタヌキの皮算用
誰がやったか流さんよう、取ったタヌキの皮算用

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