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依田和夫 (kazuo yoda) - 車窓 (shasou) lyrics

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夢を乗せて　田舎を出て
あれから幾年も過ぎて里帰り
あの神社も　近くの川も
何もかもが　昔のまま
押入れから出した写真
古ぼけた家屋に写る僕だった
何を想い　何を感じ
生きていたんだろう

ランドセルの中に　隠した夢ノート
横切る景色が　脳裏をかすめてゆく

大きな夢を詰め込んでいた
鞄は何処にある
今じゃ　埃まみれで　しわくちゃだから
こんな僕には見えなくなった
あんなに反対押し切っていた
気持ちは何処にある
今じゃ　陰口だけに傾く
そんな気持ちじゃだめなのに

川辺に咲く　シオンの花
書き留めたページに想う夏模様
野球帽で　見てた夏は
今とどうして違うんだろう
変わらぬこの町で　見かけたあの夢は
今でも心を　ゆさぶり始めていた

どんなに僕が苦しんでても
優しく包みこむ
それが田舎育ちの僕に残されていた
希望に結び付くさ
あんなにあんなに憧れてた
都会の生活を
こんな孤独を感じるだけの
場所にさせちゃ駄目だから

帰りの車窓に映る景色は
あの頃の僕が見ていた夢のようさ

大きな夢を詰め込んでいた
鞄はここににある
今は　埃まみれで　しわくちゃだけど
こんな僕にはふさわしくて
もうひと頑張りしてみようか
車窓に映る僕
流れ着いた先の孤独より
今の僕を賛えよう

- 依田和夫 kazuo yoda

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